ドーハ戦士からエール

吉田光範氏、ダブルボランチを組んだかつての相棒へ 森保監督は「いい仕事をやってくれるはず」

サンスポ

「カズ」ことFW三浦知良、MFラモスの二枚看板に頼りがちな日本だったが、全体のバランスを考えてテンポよくボールを回す森保が加わり、相手のマークが分散。「俺にボールをよこせ」とラモスが声を上げても、森保は動じなかった。

W杯米国大会アジア最終予選のサウジアラビア戦で相手と競り合う吉田光範氏(右)=1993年10月15日、ドーハ
W杯米国大会アジア最終予選のサウジアラビア戦で相手と競り合う吉田光範氏(右)=1993年10月15日、ドーハ

「それぞれの長所を伸ばす力は、選手の頃から持っていた。観察力や分析力、それを融合させる戦略的な能力があった。そして信念も。だから代表監督になり、しっかり結果を出してきた」。吉田は当時から、森保に監督の資質があると感じていた。

イラク戦は後半ロスタイムにCKから同点に追いつかれ、W杯初出場の夢は手のひらから滑り落ちた。「ドーハの悲劇を、歓喜に変えたい」。森保が監督就任後に繰り返してきたフレーズに、吉田は「素直にうれしかった」と目を細める。心は今も、相棒とともにある。

■吉田 光範(よしだ・みつのり) 1962(昭和37)年3月8日生まれ、60歳。愛知・刈谷市出身。刈谷工高から80年にヤマハ発動機入りし、天皇杯優勝などに貢献。85年に日本代表に初招集され、通算35試合2得点。95年の引退後は磐田のコーチなどを歴任。現在はヨシダサッカースクール代表。

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