日本ハムは8日、沖縄・国頭村で行われている秋季キャンプで「ディフェンスデー」と銘打って全体の打撃練習を行わず、守備練習に一日を費やした。
土にまみれて約4時間、白球を追い続けた。左右に激しく振られるノックで倒れ込む選手も出た。上川畑大悟内野手(25)は「ハードでした。体、バキバキです」とヘトヘトの様子。「きつい中でも、しっかり動くことができた」と充実の表情だった。
上川畑は今季、遊撃手を中心に80試合に出場。好守で何度も窮地を救い、ファンからは〝神川畑〟とあがめられた。新庄監督は、自身も10度獲得したゴールデングラブ賞について「上川畑君、レギュラーを張れば(取れる)」と期待。上川畑も「アマチュア時代からいつか取りたいと思っていた。規定打席に乗るくらい試合に出て、なおかつ守備で貢献というところ」と意気込んだ。
同賞は、昨季まで4年連続で源田(西武)が獲得しており「そこを崩していけるように」と気合十分。地道な練習で牙を研ぎ、華々しい賞をつかみ取る。(箭内桃子)