中日の大野雄大投手が8日、ナゴヤ球場で契約交渉に臨み、現状維持の年俸3億円プラス出来高払いで更改した。35歳となる来季が3年契約の3年目。今季4だった完投数の倍増を誓い「それがチームのためになる。ばりばりでできるのもあと何年か。壊れるまで投げたい」と意欲的だった。4度目の開幕投手を務めた12年目のシーズンは8勝8敗、防御率2・46。
ハイライトは5月6日の阪神戦。延長十回に初安打を許し完全試合は逃したが、1安打完封を遂げ「まだまだ元気なところを見せられた」と誇った。
今季取得した国内フリーエージェント権を行使しなかった松葉貴大投手は2200万円増の年俸5千万円で複数年契約を結んだ。先発の一角として19試合に登板し、6勝(7敗)を挙げた。「10年頑張ってきて良かったと思える形になった」と破顔した。福田永将内野手は1千万円減の年俸3500万円だった。(金額は推定)