世界反ドーピング機関(WADA)のバンカ委員長は8日、北京冬季五輪中に発覚したフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(ロシア)のドーピング問題の処遇について、WADAがスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴したと自身のツイッターで明らかにした。
ロシア反ドーピング機関(RUSADA)は、処分の有無などを機密事項として公表していない。バンカ氏は「迅速に解決するようRUSADAに通告したにもかかわらず、進展がなかった」と提訴の理由を説明した。
日本が団体3位だった同五輪でワリエワは1位のロシア・オリンピック委員会(ROC)の一員だったため、メダル授与式は延期されたままになっている。(共同)