(12球団合同トライアウト、8日、楽天生命パーク)神奈川・東海大相模高のエースとして2010年夏の甲子園で準優勝し、同年秋にドラフト2位で阪神に入団した一二三慎太投手(30)はトライアウト初受検。退団した16年以来の阪神のユニホームに、「最初に着たときはコスプレか、と。でも、うれしいです」と照れ笑い。プロでは1年目のオフに野手転向となり、マウンド経験はなかったが、シート打撃では2三振を奪った。
17年に独立リーグの石川に練習生として参加したのを最後に所属球団はなく、現在はパーソナルトレーナーに従事。「現役復帰とかは全く考えていない。そんな甘い世界じゃないし、肩もボロボロ。30歳になって、これまで僕を周りで支えてくれた方々に何らかの形で恩返しをしたいと思って、今回出させていただきました」と話した。