ベテラン記者コラム(368)

48年ぶりの3関脇4小結 昭和36年にはなんと15人!力士の数が減り、張り出し制度を復活してもいいような

サンスポ
大相撲九州場所の番付
大相撲九州場所の番付

大相撲九州場所の番付が発表され、1横綱2大関に加え、関脇が3人に小結が4人と、三役は大所帯となった。秋場所で東前頭筆頭で10勝した翔猿と東前頭3枚目で優勝した玉鷲が小結に上がり、大関だった御嶽海が関脇に降下した。一人横綱の照ノ富士が途中休場、大関陣も不振とあっては、平幕上位に大勝ちする力士が続出するのも仕方がない。

三役とはもともと大関、関脇、小結の上位三つの地位を指す言葉だが、中でも大関は特別ということで、もっぱら関脇と小結の総称として用いられている。

三役7人は平成4年九州場所以来、30年ぶりだそうだ。当時は4関脇(武蔵丸、貴花田、安芸ノ島、水戸泉)と3小結(琴錦、旭道山、貴闘力)。横綱は不在で、3人の大関のうち小錦と霧島は途中休場したが、曙が14勝1敗で2度目の優勝を果たした。

若貴兄弟(もはや古語!)を中心とした相撲ブームの頃で、場所前に貴花田(のち横綱貴乃花)と女優の宮沢りえが婚約して大騒ぎ。宮沢りえが福岡に来る! 仲人の王さんが来る! などなど、若手記者は土俵以外の出来事にも右往左往していたのを思い出す。

今場所と同じ3関脇4小結は、昭和49年秋場所以来、48年ぶり。当時は関脇に高見山、大受、魁傑、小結に増位山、旭国、長谷川、黒姫山が並び、横綱輪島が14勝1敗で2場所連続7度目の優勝を果たした。

ちなみに、昭和36年秋場所は2横綱(朝潮、若乃花)5大関(大鵬、柏戸、北葉山、若羽黒、琴ケ浜)4関脇(栃ノ海、栃光、佐田の山、羽黒花)4小結(富士錦、岩風、前田川、羽黒山)で、役力士がなんと15人。当時の番付は「張り出し」があったが、この場所は張り出し力士が7人もいたため、張り出し部分が2段になっている。佐田の山と前田川は東の十両力士の右に、羽黒山は西の幕下力士の左に記載されているのだ。

大鵬と柏戸がそろって横綱に昇進した翌九州場所も4横綱3大関に4関脇(栃ノ海、栃光、佐田の山、羽黒山)4小結(富士錦、岩風、出羽錦、明武谷)で15人。この2場所が役力士の最多記録らしい。

張り出し制度は平成6年名古屋場所で廃止されてしまった。番付表の大きさは幅58センチ、横44センチと決まっているので、張り出しをつくると番付本体の幅が狭くなり、とくに人数の多い序二段は力士名の字の幅が細くなりすぎて読めない、というのが廃止の理由。前述の相撲ブームが続いていて力士も増えており、平成6年夏場所の序二段は史上最多の東西210枚ずつだった。

平成6年名古屋場所は大関が4人いて、東は貴乃花の左に貴ノ浪が載っている。会見では当然「大関2枚目と呼ぶのか?」と質問が飛んだが、当時の境川理事長(元横綱佐田の山)の答えは「違う」の一言。下位の力士をどんどん左側に記載していく平幕と違い、同じ役力士は同格という扱いから、3人以上いるときは番付の外側に同じ文字の大きさで記載していたはず。なんだか釈然としないまま、時がたった。

力士の数も減っている。今場所の序二段は東西102枚ずつで、平成6年夏場所の半分以下になっている。以前は東西100枚が定員だった三段目も今は東西90枚ずつだ。それなら、張り出し制度を復活してもいいような気がするのだが。(牧慈)

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