試合は大阪ガスが2-4で敗戦。スタンドの熱気は相手チームにも伝わっていたようで、九回のマウンドに立った、広島からドラフト3位指名された東京ガス・益田武尚(たけひさ)投手(24)は「自分が投げる度に両サイドから歓声が上がっていた。コロナもまだまだある中で、こういう雰囲気の中、投げさせてもらえるのは、ありがたいことだなと感じました」と感謝した。
一つのアウトで「おぉ~」と地鳴りのように声が響き、一つのヒットでスタンドが沸く。一体となって選手の背中を押した。大迫さんは「やっぱり勝ってほしいという思いは強いです。だから(社員も)集まっているのかなと思います」。企業が支える社会人野球の魅力を改めて感じた「10・31のガス対決」だった。(サンケイスポーツ・アマチュア野球担当)