静岡県小山町の県道で観光バスが横転し、1人が死亡、26人が重軽傷を負った事故で、県警は2日、フットブレーキの多用で利きが悪くなる「フェード現象」が原因と考えられると発表した。現時点で車体に不具合は見つかっていないという。
県警によると、横転直前のバスの速度は時速90キロ前後だった。
事故は10月13日午前11時50分ごろ発生。富士山須走口5合目から「ふじあざみライン」を下る途中、右カーブで曲がりきれず、道路左側ののり面に乗り上げて横転した。
現場の制限速度は時速30キロ。