佐賀県鳥栖市で昨年、面識のない79歳女性をハンマーで殴って殺害したとして、殺人などの罪に問われた元長崎大生、山口鴻志(こうし)被告(26)に懲役24年を言い渡した佐賀地裁の裁判員裁判判決が2日、確定した。佐賀地検によると、控訴期限は8日だったが、被告が1日、検察側が2日にそれぞれ上訴権を放棄した。
10月25日の地裁判決によると、昨年9月10日午後1時ごろ、除草作業中の大塚千種さんの頭を複数回殴り、くも膜下出血による脳機能障害で死亡させた。前日には、長崎市の住宅敷地内にあった箱や、アパート自室のベッドなどに火を付けた。