10月31日午前10時半ごろ、名古屋市西区の円頓寺本町商店街入り口にある、高さ1・5メートルの徳川家康像が何者かに倒されるのを、通行人が目撃し110番した。像は強化プラスチック製で、背中に約10センチの穴が開いた。愛知県警西署は器物損壊容疑で調べる。
管理する同商店街振興組合によると、像は台座に座る形で、平成25年に設置された。現在は撤去され、倉庫に保管されている。
付近にある織田信長や豊臣秀吉、水戸黄門の像も、これまでに損壊の被害に遭っているという。
組合の岩井良憲理事長(51)は「来年から徳川家康の大河ドラマが始まり、商店街を挙げて盛り上げていこうというときに、水を差す悪質な行為だ。許せない」と憤った。