31日午前7時35分ごろ、堺市堺区百舌鳥夕雲(もずせきうん)町の住宅で、「黒煙が上がっている」と近隣住民から110番があった。堺市消防局などによると、火は約1時間後にほぼ消し止められたが、木造2階建て約70平方メートルを全焼。隣接する住宅の一部に延焼した。けが人はなかった。
現場は、世界文化遺産に登録された国内最大の仁徳天皇陵古墳の敷地から東約50メートルの住宅街。
大阪府警堺署によると、出火元とされる住宅には、男性が1人で暮らしており、出火当時は外出中だった。男性は「外出前に室内でたばこを吸っていた」と話し、同署が出火原因を調べる。