ハロウィン本番の31日を迎え、大阪・ミナミでも韓国の雑踏事故を踏まえ、大阪府警南署が警戒を強めている。同署は29日から最大約200人態勢で警備に当たっており、31日も人出が増える夕方ごろから厳重警戒に当たる。
新型コロナウイルス禍の行動制限が3年ぶりに解除され、自粛ムードが薄らぐ中で迎えたハロウィン。夕方以降、大阪市内の繁華街を中心に雑踏事故だけでなく、飲酒トラブルなどの混乱も予想される。
同署によると、29日にはミナミの戎橋周辺で最大約800人、アメリカ村周辺で最大約400人が集まった。韓国・ソウルの雑踏事故では、道幅の狭い坂に大勢の人が殺到。ミナミでも戎橋に幅の狭いスロープがあることから、制服警察官を配置したり、拡声器などを使ったりして人の流れを作るよう誘導する。
同署は「事件事故が発生しないよう警備に万全を期す」としている。