千葉・勝浦で津波避難訓練 住民参加に課題も

産経ニュース
津波避難訓練で自衛隊の車両に乗り込む市民ら=30日、千葉県勝浦市(小野晋史撮影)
津波避難訓練で自衛隊の車両に乗り込む市民ら=30日、千葉県勝浦市(小野晋史撮影)

千葉県などは30日、勝浦市で、11月5日の「津波防災の日(世界津波の日)」に合わせた住民避難訓練を行った。津波からの避難は一人一人の自発的な行動が重要で、参加者は改めて災害時の行動を確認していたが、不参加の市民も多く、今後の課題として残った。

訓練では、午前8時に県最南端の野島崎沖を震源とするマグニチュード(M)8・3の大地震が発生し、10分後には勝浦市沿岸に高さ7メートル程度の大津波が到達したと想定。市民らは市内各地で、防災無線による訓練開始の合図を聞き、近くの高台に急いだ。

住民らが高台に向かう様子は、県職員らが装着したカメラで現地から生中継。市芸術文化交流センター「キュステ」(同市沢倉)に集まった照川由美子市長や防災関係者らが、モニター画面を通じて見守った。

訓練後半では、市内2カ所で避難民が孤立したと想定し、照川市長が自衛隊に出動を要請。車両が現地に向かい、住民らをキュステまで運んだ。

同市新官の海近くに住む無職の長谷川裕一さん(67)は、孫と2人で参加。自衛隊の車両は「結構揺れた」と苦笑いしつつ、「東日本大震災のときは御宿で川の逆流を見た。自宅前の海も水面が上がったので、ひとごとではない」と話した。

防災講話では、防災科学技術研究所の浅尾一已特別研究員が、「もしもの時は普段やっている以上のことはできない。大げさに言えば、津波は『生きるか死ぬか』だ」と訓練の必要性を強調。防災関係機関の取り組みなどを紹介する防災フェアでは、VR(仮想現実)による津波の疑似体験も行われた。

取材に応じた照川市長は「訓練で一連の流れを知る意義は深い」と評価した上で、「画面を見ていると参加者が少なかった」と懸念も示し、防災教育の充実に言及した。

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