女子ゴルフの「樋口久子 三菱電機レディス」は28日から3日間、埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で開催される。公式練習日の27日、前週「マスターズGCレディース」でツアー2勝目を挙げた川崎春花(19)=村田製作所=が、ラウンドはせず練習場でショットやパットの最終確認を行った。
24日は休養にあて、25日に会場入り。初めて回るコースの印象は、「グリーンが速い。砲台グリーンも多いので、難しい。セカンドで乗せてバーディーパットを打てるようにしたい」と話した。
昨年11月のプロテスト合格のツアールーキー。9月の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」で最終日に64をマークし、劇的なツアー初V。その後は「フワフワしていた」と2週連続で予選落ちを喫した。一方、前週は首位に並んで出た最終日に抜け出し2勝目を挙げ、「今回は優勝を意識して勝てたので、(優勝した)実感があった。心境が違うので、しっかり頑張りたい」。表情を引き締めた。
さらに周囲の反応も、「1勝目は驚きで、2勝目はちょっと違いました」。多くの祝福を受けた中で特にうれしかったのは、京都・立命館中の同級生で親友の、宝塚月組の華羽(はなはね)りみからの反応だ。「すぐにメッセージをくれて。ずっと見てくれていて、『おめでとう』ってラインを入れてくれていたのはすごいうれしかったです」とほおを緩ませた。