女子ゴルフの樋口久子・三菱電機レディース開幕前日の27日、埼玉県の武蔵丘コースで出場選手が調整した。5月以来の日本ツアー参戦で、大会2連覇を目指す23歳の渋野日向子はコースを確認し「(周囲から)連覇と言われるので嫌でも気になるけど、5カ月ぶりの日本の試合をしっかり楽しんで、やりたいプレーができるようにしたい」と笑顔で意気込んだ。
渋野は昨年の大会をプレーオフの末に制し、日本ツアー6勝目を挙げた。今年からは米ツアーが主戦場で最近は不調を自覚していたというが、球が左に出るミスが減り「暗闇から出口が見えた感じ」と前向きに話した。
同じく米国で活躍を続ける畑岡奈紗も出場する。日本での試合は昨夏に無観客で行われた東京五輪以来で「応援は力になる。持ち味のアイアンショットを生かした攻めを見せたい」とファンの前での活躍を期した。