BMW女子選手権最終日(23日、韓国・オークバレーCC=6647ヤード、パー72)で、渋野日向子(23)=サントリー=が7番(パー3)で、米ツアーでは自身初となるホールインワンを達成。24日までに公式YouTubeを更新し、米ツアー初エースの瞬間を振り返った。
試合を終えた渋野がホテルに戻ると、お祝いのケーキ、フルーツ、ワインなどが用意されていた。「ホールインワンおめでとうございます!」とマネジャーから祝福され、「7番175ヤード、1・7・5(イナゴ)、何番(のクラブで打った)」と聞かれると、渋野は「5U(5番ユーティリティー)」と回答。「打った瞬間に目を離していましたよね」と指摘され、「だって見えないんだもん。(音も)あんなに遠かったら聞こえるわけない」と回想した。
マネジャーから「韓国ではホールインワンを入れた人がみんなにディナーを振舞うらしい」とディナーを要求されると、渋野はケーキの飾りを食べながら「そんなの関係ね、そんなの関係ね」と一世を風靡したギャグを披露してあっさりとこの要求を拒否し、スイーツを満喫した。
今季から米ツアーに主戦場を移した渋野は、今月28日に開幕する「樋口久子 三菱電機レディス」(埼玉・武蔵丘GC)のために帰国する。国内ツアー出場は5月の「ブリヂストンレディス」以来、5カ月ぶりで2試合目。渋野は昨年大会でツアー通算6勝目を達成しており、自身初の大会連覇を懸けた試合となる。
「チケットを買った人は見にきてください。『見にきてね♪サンヨウ♬』」と出身の岡山県のCMだと説明したメロディーを口ずさみ、ご機嫌な表情をみせた。