立憲民主党の泉健太代表は21日、東京都内で講演し、今臨時国会から始めた日本維新の会との限定的な「共闘」について、「成功しているという認識を持っている」と述べ、来年の通常国会での継続に意欲を示した。
立民と維新の間で隔たりが大きいと指摘される憲法改正をめぐっては、「実はそんなに、差があってないようなもの」と指摘。ただ、維新が改憲テーマに掲げる教育無償化については「改憲を必要としない」、道州制は「国民的ニーズがない」、緊急事態条項は「現行法令で対処できる」と一つずつ、異なる見解を示した。
さらに、憲法9条が関わる集団的自衛権に関しては、「集団的自衛権をフルで認めるのは、われわれは問題があると思っている」と強調した。「(国会の)憲法審査会で議論すればよい。決定的な対立ではない」と秋波を送った。