NHK朝ドラ「舞いあがれ!」ユニ姿の梅津勝(山口智充)に近鉄ファン歓喜「伝説の10.19」「狙ってた?」

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梅津勝(山口智充)。(C)NHK
梅津勝(山口智充)。(C)NHK

NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の第13話が19日、放送され、ヒロインの家の隣にあるお好み焼き店「うめづ」の主人で、プロ野球・近鉄の大ファンである梅津勝(山口智充)が久々に登場。1988年のこの日、近鉄ファンの間で今でも語り継がれている「伝説のダブルヘッダー」が行われたことから、多くの近鉄ファンが勝のユニフォーム姿に反応。SNSに大きな反響が寄せられた。

大阪府東大阪市と長崎県の五島列島を舞台に、東大阪の町工場で生まれたヒロイン、岩倉舞(福原遥)がパイロットに憧れ、夢を追いかける物語。現在、ドラマは第3週「がんばれ!お父ちゃん」(第11~15話)が放送されている。

勝は、小さなネジ工場を経営する舞の父、浩太(高橋克典)の幼なじみで、地元のプロ野球チーム、近鉄(現オリックス)の大ファン。同球団のキャップとユニフォームを着用して店に立ち、店内には応援グッズが飾られている。この日の放送では、ネジ工場の得意先から契約を打ち切られて肩を落とす浩太を「どっちも頼んない2代目やけど、お互い近くにおったら心強いやんか」などと励まし、妻で店の女将、雪乃(くわばたりえ)から「似合わへんこと言わんといて」とツッコまれるシーンなどが描かれた。勝の登場は第2話(4日放送)以来。とくに近鉄ファンにとって特別なこの日の出演に、ツイッターには勝と「近鉄10.19」を結び付けるコメントが相次いだ。

「伝説のダブルヘッダー」とは、88年10月19日のシーズン最終日に行われたロッテー近鉄のダブルヘッダーのこと。首位の西武は全日程を終了しており、近鉄が優勝するには連勝が絶対条件だった。第1戦に勝利した近鉄は、第2戦で4-4のまま九回に突入。テレビ局も急きょ、編成を組み変えて第2試合の途中から生中継を始め、多くのプロ野球ファンがその行方を見守ったが、ロッテ・有藤道世監督(当時)が牽制球の判定を巡り9分間の猛抗議を行ったことが影響し、延長十回、ロッテの攻撃の途中で試合開始から4時間が経過。「延長は十二回まで。ただし試合開始から4時間を経過した場合は、新しいイニングに入らない」という試合規定により、近鉄の逆転優勝は消えた。

この試合は「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)などでも紹介されるなど、球史に残る最大の悲劇として知られている。このような背景を受け、この日の放送後、ツイッターには「近鉄ユニが登場する1019」「10.19の日に近鉄バファローズのユニホームを見るとは」「10.19に近鉄ネタ」「10.19に当時の近鉄バファローズのユニフォームを見るとやはり胸熱に」「俺たちのパシフィック・リーグファンからすると、非常に感慨深いね」などと感激する視聴者が相次いだ。

偶然とは思えない勝の「10.19」の登場に、「今日は伝説の10.19(ロッテ対近鉄)。そこにこのユニフォーム。狙って出されたとしたら」「ぐっさんが近鉄のユニフォーム着て出演したのは、今日が10.19だからか?」などと深読みするファンが続出。なかには「近鉄ユニフォームのぐっさん、久々に登場。しかも10.19。伝説のダブルヘッダー。制作陣に近鉄ファンがいるとしか思えない。笑」といった声も聞かれた。ちなみに今作は、21年後期に放送された朝ドラ「カムカムエヴリバディ」と同じNHK大阪放送局が制作。「カムカム」の3代目ヒロイン、大月ひなた(川栄李奈)の弟、桃太郎(青木柚)の部屋には、近鉄の山崎慎太郎投手のポスターが飾られており、視聴者の間で話題になった。

(左から)特殊ねじの試作について話す岩倉浩太(高橋克典)、笠巻久之(古舘寬治)。(C)NHK
岩倉浩太(高橋克典)と舞(浅田芭路)。(C)NHK
遊園地に遊びに来た岩倉舞(浅田芭路)と父、浩太(高橋克典)。(C)NHK
(左から)岩倉舞(浅田芭路)、岩倉浩太(高橋克典)。 生駒山上遊園地にて。(C)NHK

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