7月の参院選の応援で車検切れの選挙カーを運転したとして、三重県警四日市北署は、道路運送車両法違反(無車検)の疑いで、同県伊賀市の田中覚市議(64)=日本維新の会=と、同県四日市市の諸岡覚市議(51)=無所属=を書類送検した。
捜査関係者などによると、2人は日本維新の会から比例代表で出馬した女性新人候補=落選=の応援のため、交代で田中市議の名義の選挙カーを運転。巡回中の署員が街頭演説で止めてあった車のナンバーを照会し、車検切れが発覚した。
共同通信の取材に、諸岡市議は「車検切れであることを知らなかった。確認を怠り反省している」、田中市議は「車両の管理不足で迷惑をかけてしまった」とそれぞれ話した。
2人の書類送検容疑は6月29日、四日市市内で車検が切れた車を運転したとしている。