林芳正外相は18日の記者会見で、対台湾武力行使の選択肢は放棄しないとした習近平中国国家主席の中国共産党大会発言を受け「台湾海峡の平和と安定の重要性について、引き続き中国側に直接しっかりと伝える」と強調した。
発言への評価については「党大会の動きを注視しているが、内容の一つ一つについて政府として答えるのは差し控えたい」と述べるにとどめた。習氏は16日の党大会で、台湾統一を目標に掲げ「武力行使の放棄は約束しない」と明言している。