東京都都内の勤労者による労働組合「連合東京」の会合が18日、中野区で開催された。地域政党「都民ファーストの会」の特別顧問を務める小池百合子知事や、立憲民主党の長妻昭都連会長らも出席し、都政や国政での政策課題をめぐる連携を改めて確認した。統一地方選を来春に控え、各党の動きが活発になっている。
連合東京は7月の参院選で、都民ファが国政進出を目指して擁立した候補者と立民の候補者をそれぞれ推薦。いずれも当選できなかったが、統一地方選では、両党に加え、国民民主党などが連合東京の支援獲得を目指す。
会合であいさつに立った小池氏は「(連合東京から)現場の声を聞かせていただくことが雇用確保などに直接つながっている」と謝意を示し、「東京を成長軌道に乗せる施策の展開、そして危機からの持続可能な回復を加速していきたい」と協力を呼びかけた。
長妻氏は今国会での日本維新の会との「共闘」について「(方向性が)重なるところは、与党を動かす力を結集して政治を前に進めていく」と説明。「春には統一地方選ということで、皆さんには本当にお世話になっている」と支援の継続を求めた。
会合には国民の礒崎哲史都連会長も参加。7月の参院選を振り返りながら「最後まで応援をいただき、感謝を申し上げる」と述べ、「皆さまとしっかり連携したい」と訴えた。
これに対し、連合東京は都民ファ、立民、国民3党が統一地方選で擁立する候補者ら20人を推薦する方針を発表した。