林芳正外相は18日の記者会見で、政府が同日の閣議で了解した北朝鮮に対する追加制裁をはじめとする一連の対北制裁措置について「北朝鮮の厳しい経済情勢と合わせて考えた場合、一定の効果を上げている」と述べた。
林氏は、日本上空を通過した4日の弾道ミサイル発射など、北朝鮮のミサイル発射は今年だけで計23回に上るとして、「わが国の安全保障にとって重大かつ差し迫った脅威だ」と強調。「地域および国際社会全体の平和と安全を脅かす暴挙で、断じて容認できない」と非難した。
その上で、北朝鮮による日本人拉致問題と合わせ「北朝鮮が問題解決に向け、具体的行動を取るよう強く求める」と述べた。