野田元首相、自身の政治人生「かませ犬みたいだ」 追悼演説前に

産経ニュース
平成24年11月の党首討論で、衆院解散をめぐり論戦した野田佳彦首相(右)と自民党の安倍晋三総裁(左)=衆院第1委員室(酒巻俊介撮影)
平成24年11月の党首討論で、衆院解散をめぐり論戦した野田佳彦首相(右)と自民党の安倍晋三総裁(左)=衆院第1委員室(酒巻俊介撮影)

立憲民主党の野田佳彦元首相は17日、安倍晋三元首相の追悼演説を担うのを前にブログで複雑な胸中を明かした。自身が政権を失い、長期政権のきっかけとなった経緯に触れ「安倍氏にスポットライトを当てるための政治人生だ。『かませ犬』みたいだ」とつづった。

野田氏が首相当時の平成24年、衆院解散を巡って安倍氏とやり合った党首討論を「火花散る真剣勝負だった」と回顧。一方で、安倍氏とは思想信条が異なり、財界人の仲介で会食した際には「特に会話が弾むこともなく」、その後ほぼ接点はなかったと明かした。

追悼演説を巡って野田氏の名前が浮上していた際は「困惑していた」と心境を吐露。ただ最後には、論敵の死に当たっては旅立ちへのエールを送るべきだとの言葉に同感だとし「今週は言葉を練りに練り、仕上げにかかる」と意気込んだ。

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