世界的人気を誇る韓国の男性7人組、BTSが15日夜、韓国・釜山アジアド主競技場で「2030 釜山国際博覧会」の誘致を祈願する単独ライブを無料で開催。本番は日本のファンら約5万人を集めるなど大成功に終わったが、インターネットでの世界無料生配信は一部でサーバーダウンする事態となった。
ライブは午後6時からスタート。配信は1曲目「MIC Drop」に続く2曲目の途中で途絶えた。その後は一時復旧するもほとんど配信されず、同8時16分頃、「LIVEが終了しました」の文字が流れた。
BTSは米グラミー賞に2年連続でノミネート。今年は米ホワイトハウスでバイデン米大統領と面会し、米国のアジア系に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)問題について意見交換をした。
BTSの配信では過去にも視聴者殺到でサーバーダウンしたことがある。今回もチャット欄には日韓英、アラビア文字など世界の言語で「ARMY(アーミー)」と呼ばれるファンのコメントがリアルタイムで殺到。「(サーバーの負荷を避けるため)コメントしないで」と復旧への願いや、「終わった…」などの落胆の声も。一方で「7人をみれて幸せ」「I love you」など変わらぬ思いで支持するファンも多数で、「Jimin merry me」(私と結婚して)など13日に誕生日を迎えたJIMIN(26)を祝福するメッセージも書き込まれた。
ライブは4月の米ラスベガス公演以来6カ月ぶりで、韓国では3月以来7カ月ぶり。6月には新アルバム「Proof」を〝第1章〟の区切りとし、「当面はソロ活動に重点を置く」と発表。今回は7人そろってのパフォーマンスに注目が集まっていた。ライブ前にはリーダーのRM(28)が、「一度きりの特別な公演のために一生懸命に準備した。楽しいステージも予定していて、久しぶりに歌う曲もある。楽しく歌を歌い、一緒に飛び跳ねてほしい」とのコメントを発表していた。