東京都港区のJR浜松町駅ホームにある「小便小僧」の像が70周年を迎えた。地元の手芸グループが毎月さまざまな衣装を着せるなど愛されてきた。今月は「古希」を祝う紫の頭巾とちゃんちゃんこ姿。ホーム上のアイドルに感謝を込め、JR東日本が15日、式典を開いた。
式典では駅長や、小便小僧の発祥国ベルギーの大使館関係者らがあいさつ。手芸グループ「あじさい」の後藤和子代表も「多くの人に愛される像に関われて幸せ」と笑顔でスピーチした。
JR東日本東京支社によると、小便小僧は鉄道開業80周年の昭和27年10月14日、旧国鉄の嘱託歯科医だった小林光さん(故人)が寄贈。当初は陶器製で、30年にブロンズ像が贈られた。
息子で歯科医の光道さんによると、現在の像は3代目。コンコースに移す案もあったが、小林さんらの反対でホームに残った。小便小僧は毎月下旬に衣装を着せ替える。春はランドセル姿、冬はサンタクロースといった季節ものに加え、時事の話題も採り入れる。