アジア最高峰の自転車レース「ジャパンカップサイクルロードレース」の前哨戦が15日、宇都宮市中心部の大通りで3年ぶりに行われた。世界トップレベルの選手らが白熱したレースを展開、沿道に詰めかけた多くの観客を魅了した。
これまで大会は新型コロナウイルスの影響で海外のチームが参加できないことから中止されていた。
レースはJR宇都宮駅から西に延びる大通りを封鎖し、2・25キロの周回コースを15周する「クリテリウム」形式で実施。国内外から約120人の選手が出場し、ベルギーのエドワード・トゥーンス選手(31)が優勝した。
5年ぶりに観戦に訪れた東京都大田区の会社員、中川喜晶さん(53)は「国内で大通りを封鎖したレースを見られることはないので、迫力があり楽しかった」と笑顔で話した。
16日のメインレースは、宇都宮市の森林公園周辺に設置した総距離144・2キロの周回コースで行われる。