阪急宝塚線沿線にある音楽ホールや大学施設が連携した「阪急宝塚線ミュージック駅伝MOT(もっと)!」が、大阪府箕面市立メイプルホールで開幕した。11月26日までの約1カ月半の間に計8回のコンサートを開催。大阪音楽大学(同府豊中市)ミュージックコミュニケーション専攻の学生らが〝コンシェルジュ〟役となって、PR活動などを展開する。
このイベントは、音楽を軸とした場をリレー形式で駅伝のようにつなぎ、沿線の音楽文化の魅力を創出することを目的としたプロジェクト。令和2年は新型コロナウイルスの影響で延期となり、昨年秋に「音と触れあう」をテーマに第1回が開催。今年は「この街には音楽がある」をテーマに掲げ、沿線7カ所で全8つのコンサートが行われる。
大阪音楽大の学生ら14人は、実行委員会事務局としてコンサートの運営やPRイベントの企画制作を手がける。メイプルホールで行われたオープニングイベントでは、学生らがイベントの趣旨や公演のみどころ、学生らが取り組んできたことなどを紹介。同ホール関係者にたすきをかけてリレーがスタートする演出も行った。「新型コロナ禍で大打撃を受けたホールと音楽とのつながりを保つため、精いっぱい盛り上げたい。多くの人が親しめるようにしたい」と意気込んでいた。
今後の公演スケジュールは次の通り。
14日、宝塚ベガ・ホール(兵庫県宝塚市)▽23日、大阪音楽大ザ・カレッジ・オペラハウス(豊中市)▽29日、豊中市立文化芸術センター▽11月12日、大阪府池田市民文化会館▽13日、常翔ホール(大阪市北区)▽22日、兵庫県川西市みつなかホール▽26日、大阪音楽大ザ・カレッジ・オペラハウス