富士急行は7日、グループが運行する路線バスにクレジットカードによるタッチ決済である「Visaタッチ」を導入すると発表した。富士五湖や御殿場エリアの8路線で、端末を60台のバスに設置するなど、国内の路線バスとしては大規模な導入となっている。
今月29日から河口湖駅(山梨県富士河口湖町)~御殿場駅(静岡県御殿場市)線、河口湖周遊バス、鳴沢・精進湖・本栖湖周遊バスなどの路線で運用を始める。山梨県、静岡県で路線バスのVisaタッチ導入は初めて。
富士五湖・御殿場エリアは国内主要観光エリアで、特に富士山を目的とする外国人観光客も多い。タッチ決済クレジットカードがあれば、現金や交通系ICカードのチャージが不要になることから、富士急では、このエリアに先行導入することを決めた。特に11日に訪日外国人に対するビザ免除の再開、入国者上限の撤廃などによる外国人観光客増加を見込んだ対応となっている。