AKB48が7日、東京・北の丸公園の日本武道館で、19日発売の新曲「久しぶりのリップグロス」を記念する3日間公演をスタートさせた。
60枚目のシングルを祝したライブで、武道館での単独ライブは約9年6カ月ぶり。初日公演は「リベンジ!新チームお披露目コンサート」とも銘打たれ、2月に開催予定もコロナ禍の影響で中止されたステージが仕切り直しで実現。AKB48グループ総監督の向井地美音(24)は「リベンジできてうれしいですし、何より日本武道館でできるのがうれしいです!」と声を弾ませた。
昨年12月発表のチーム替えで新たにスタートしたA、K、B、4の各チームが、グループ全体としてのステージで初お披露目に。思いを込めたそれぞれの楽曲を武道館を埋めたファンに届けた。
一方、アンコールではチーム8が来年4月のコンサート(場所は未発表)と劇場公演をもって活動休止することも発表に。メンバーの方から全国各地へ「会いに行くアイドル」として、2014年に各都道府県を代表する47人で結成されたが、関係者は「グループに注力するため、1回兼任を解いた」と今回の決定理由を説明した。
チーム8の熊本県代表で、新チーム4のキャプテンともなった倉野尾成美(21)は「いつかこういう日が来るんじゃないかと思っていた」としゃくり上げ、東京都代表兼チームBの小栗有以(20)も「チーム8メンバーでAKB48に加わって盛り上げていく。またみんなで戻ってこられるように頑張ります」と涙。それでも最後は千葉恵里(えりい、18)の初センターで「久しぶりのリップグロス」を全員で熱唱。計36曲のステージを締めくくったメンバーたちは、「また明日ね!」と笑顔で手を振った。