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第一列車 稚内行<5>SDGsは親の仇(かたき)でござる

産経ニュース
みちのく路を疾走するはやぶさ
みちのく路を疾走するはやぶさ

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SDGs、私の苦手な言葉です。

横文字の流行言葉は、大嫌い、いや大の苦手だが、中でもSDGsは嫌だねぇ。SDGsとは、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)の略語で、2030年までに実現すべき17の国際的目標を定め、7年前の国連サミットで採択された。

17の目標は、「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」などなど、反対できないごもっともなことをずらりと並べているのだが、ささいな瑕疵(かし)をとりあげて「SDGsの精神に反する」と虎の威を借る輩(やから)が必ず出てくるのが、嫌なのだ。

コンビニのレジ袋有料化も大した効果もないのに、「SDGs」様の威光であっという間に広まった。

国連がそんなに偉きゃあ、ウクライナ戦争を止められるはずだが、そんな力はこれっぽっちもない。

せいぜいできるのは、極東のモノ言わぬ民から、コンビニやスーパーに行くたび3円余計にとりあげることだけだ。

しかもSDGsの猛威が、我が愛するグランクラスを襲ったのである。

前回、ご紹介した軽食が、SDGsのおかげで、「リフレッシュメント」と名前を変えて今月1日から簡素化されてしまったのだ。広報文には、こう書いてある。

「(SDGsの達成に向け)これまでの生食方式から冷凍方式に変更することで、リフレッシュメントの廃棄数削減に取り組み、食品ロスの削減を一層推進します」

東京で弁当屋を営み、年70億円を売り上げている「玉子屋」は、1日6万個つくって廃棄するのは60個といわれる。廃棄率はわずか0・1%。もちろん、生食だ。なのに一列車に18人しか乗れないグランクラスで多量の「食品ロス」が出るとは、どういうわけか。私が乗ったときは、ほとんどの客が、軽食を頼んでいたというのに。

残念ながら前回紹介したウナギのかば焼きも、とろとろ卵も茄子(なす)のしぎ焼きも10月からのメニューにはない。これまで東北新幹線と北陸新幹線とでは、メニューも異なっていたが、冷凍化に伴い、全列車統一された(新たに「洋食」という選択肢は増えたが)。

愛想のよいアテンダントのお嬢さんも2人から1人に半減されたという。

新型コロナウイルス禍による乗客の大幅減少で、JR東日本も大打撃を受けた。厳しい懐事情はよく分かるが、これでは、せっかくのグランクラスの看板が泣く。

どうも「勝山 純米吟醸 献」の酔いが、すっかり醒(さ)めてしまったようだ。

緑茶でクールダウンして、日本一長い青函トンネルを抜けるとしよう。

お茶受けに出された「新潟県産茶豆のパウンドケーキ」も上品な甘さがちょうど良い。

青函トンネルは、全長53・85キロ、海底部分23・3キロで、新幹線が開通する前は、竜飛海底と吉岡海底の2つの駅があった(もちろん観光用)。

さて、その跡地はどうなっているのかと、暗闇に目を凝(こ)らしていると、急ブレーキがかかった。いったい、何が起きた?

続きは、また明日のこころだぁ‼(乾正人)

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