東京都島嶼部9町村にJアラート 職員、対応に追われる 北ミサイル

産経ニュース
北朝鮮のミサイル通過を知らせるJアラートの画面=4日午前7時48分
北朝鮮のミサイル通過を知らせるJアラートの画面=4日午前7時48分

北朝鮮の弾道ミサイルが発射された4日、太平洋上に落下するまでの間に東京都島嶼(とうしょ)部の伊豆諸島、小笠原諸島の都内2町7村も全国瞬時警報システム(Jアラート)の対象地域に指定された。政府は後に指定は必要なかったとしたが、9町村は職員が緊急参集したり、防災無線で情報を発信したりするなど対応に追われた。住民が自宅にいる朝早くの時間帯だったこともあり、着弾に備えた緊急一時避難施設の活用は進まなかった。

防災無線で放送

4日午前7時27分のJアラート発出を受け、大島町内では防災無線で「ミサイル発射、ミサイル発射。北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられます。建物の中、または地下に避難してください」とのJアラートの内容が自動的に放送され、住民に安全な場所での避難を呼びかけた。

同時に防災対策室の職員が緊急参集。担当者は「特に決まりがあるわけではないが、自然とみんなが集まった」と話す。

7時40分過ぎには、政府が「ミサイルは北海道、青森県上空を飛翔(ひしょう)し、太平洋へ通過」との情報を発信。最初の自動放送のほかは、避難を求めるアナウンスはしなかった。

町内では都立高校の校舎や公民館などが国民保護法に基づく緊急一時避難施設に指定されている。ミサイル攻撃などの爆風から身を守るための施設で、政府はJアラートの発出後、屋外にいる住民は速やかに施設などに避難することを想定する。

今回は多くの住民が出勤や登校前で自宅にいるとみられる時間帯だったこともあり、町は施設への避難を求めなかった。担当者は「テレビなどでは『家にとどまってください』と言っているのに、『施設に逃げてください』と呼びかけるのはつじつまが合わない」と話した。

通学中の子供避難

小笠原村では防災無線を使った自動放送で住民に注意を促し、職員らが住民からの問い合わせに応じるなど、対応に当たった。八丈町や利島村でも、防災無線でミサイル発射の情報を発信し、担当者らが対応を協議した。

新島村では、Jアラート発出時に登校している小学生もいたため、教員らが通学路を点検し、歩いている子供は近くの家に避難させるなどの対応をとった。学校は始業時間を遅らせ、2時間目からとした。

小笠原、八丈、利島、新島のいずれの町村にも緊急一時避難施設があるが、活用したところはなかった。

「強い警戒感を」

一方、都は危機管理対策会議を都庁で開き、被害状況や今後の対応を確認。小池百合子知事はミサイル発射が継続される可能性があるとし、「発射情報があった場合にはあらゆる手段を活用して都民に的確な情報を発信してほしい。強い警戒感をもって対応をお願いする」と指示した。

小池氏はその後、北朝鮮による度重なる弾道ミサイル発射を「極めて深刻かつ重大な脅威であり、断じて容認できない」と批判し、情報収集や的確な情報発信など万全の対策をとることで「都民の安全安心を守っていく」とするコメントを発表した。

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