韓国は対北先制攻撃力を強化 北の軍事挑発に安保体制再構築

産経ニュース
尹錫悦大統領(聯合=共同)
尹錫悦大統領(聯合=共同)

【ソウル=桜井紀雄】日本列島を越える弾道ミサイルを4日に発射するなど、軍事的挑発をエスカレートさせる北朝鮮に対抗し、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、文在寅(ムン・ジェイン)前政権下で緩んだ安全保障体制の再構築や日米との安保協力強化を進めている。北朝鮮はこれに激しく反発しており、朝鮮半島を巡る一層の緊張の高まりは避けられない状況だ。

「このような無謀な挑発はわが軍をはじめ同盟国や国際社会の決然とした対応に直面する」

尹氏は4日、北朝鮮のミサイル発射直後に記者団の取材にこう強調した。尹氏は大統領府が開いた国家安全保障会議(NSC)でも、北朝鮮の核・ミサイル挑発が「韓米日を含む地域内外の安保協力を一層強化させるだけだ」と北朝鮮に警告した。

尹氏は就任前から文政権下で緩んだ安保体制や日米との対北連携の立て直しを主張してきた。北朝鮮によるミサイル発射の兆候を探知し、先制攻撃する戦略を含めたミサイル防衛体制を早期に整える必要性も訴え、8月に公表した来年度の政府予算案でも体制整備に予算を重点配分した。

1日の軍関連の記念式典で発射映像が公開され、注目されたのが、韓国が開発する高威力の新型弾道ミサイル「玄武(ヒョンム)5」だ。弾頭の重量次第では3千キロ以上飛行するというが、有事の際に金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記を含む北朝鮮指導部がこもるとみられる平壌の地下深くの施設も1発で破壊できるとされる威力に専門家の関心が集まった。

尹政権が進める対北先制攻撃能力の整備に、北朝鮮は神経をとがらせてきた。北朝鮮が9月に採択した核兵器使用に関する法令では「指導部への攻撃が切迫した場合」も核使用を認めることが明記された。韓国、北朝鮮ともに安保を巡る強硬姿勢を維持しており、緊張関係は当面続きそうだ。

  1. 名脇役の斎藤洋介さんが死去 69歳、人知れずがんで闘病

  2. 俳優の志垣太郎さんが3月に死去していた 70歳 急な体調不良による心不全で 長男が報告

  3. NHK朝ドラあすの「舞いあがれ!」12月7日OA第48話あらすじ 予習に姿を現さなかった柏木(目黒蓮)の部屋を訪ねた舞(福原遥)は…

  4. きよ彦さん死去…毒舌キャラでタレントとしても人気集めた着物デザイナー

  5. NHK朝ドラあすの「舞いあがれ!」12月8日OA第49話あらすじ ソロフライト訓練の着陸で舞(福原遥)はまたもセンターラインを外し…