東京都品川区長選挙は再選挙へ 候補者は「想定外」

産経ニュース

任期満了に伴う東京都品川区長選は2日に投開票が行われ、6人の候補者がいずれも有効投票の総数の4分の1に達せず、公職選挙法に基づく再選挙が決まった。

当日有権者数は33万516人で、投票率は35・22%。開票の結果、首位の候補者は2万7759票にとどまった。

公選法は区長選の再選挙について、選挙結果に関する2週間の異議申し出期間の経過後、50日以内に行うと定めている。

「もしかして再選挙かもしれないよ…」

午後10時半過ぎ、開票率約90%の段階の得票状況が伝わると、ある陣営事務所はにわかにざわつき始めた。公選法では首長選の場合、最多得票者が有効投票の総数の4分の1以上でなければ当選が認められない。この段階で投票者総数約11万6000に対し、3候補が2万4000票で並んでいた。無効票などを考慮しない「当選ライン」は約2万9000票。これに届かないのではないかとの懸念だ。

それは的中した。11時過ぎに発表された最終の得票状況はトップの候補でも2万7759票。これが伝えられると、ある事務所では悲鳴に近い声が上がった。

同27分、候補者の一人に、開票立会人から区選挙管理委員会の決定として再選挙が伝えられた。この候補者は支援者を前に「想定外。まずは驚き」と述べた上で、「気持ちを切り替えて改めて訴えたい」と再選挙への立候補を表明した。

総務省によると過去に千葉県富津市長選(昭和54年)、奈良県広陵町長選(平成4年)、札幌市長選(15年)、宮城県加美町長選(19年)、鹿児島県西之表市長選(29年)、千葉県市川市長選(同)で首長選で再選挙があった。

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