女優、米倉涼子(47)が急性腰痛症および仙腸関節障害による運動機能障害のため、主演するブロードウェーミュージカル「CHICAGO」を降板することが28日、分かった。6月から腰の激痛に悩まされ、治療とトレーニングを続けてきたが、ドクターストップがかかった。11月の米国公演は通常のレギュラーメンバーで上演、12月の来日公演は海外キャストで行う。米倉は「志半ばでやむなく降板します」と悔しさをにじませた。
日本人女優初となる4度目のブロードウェー主演舞台の偉業が病魔に阻まれた。
この日夕、舞台の公式サイトで、米倉が急性腰痛症および仙腸関節障害による運動機能障害を理由に降板すると発表。
仙腸関節障害は骨盤にある腸骨と仙骨の間の関節に痛みが生じる疾患で、米倉は「ここ数カ月毎日悩まされていた激痛がなかなか改善されず、身も心も出演準備にすら至らなかった」と説明。治療やトレーニングを続けてきたが、「観てくださる方の心を揺さぶるコンディションには到底値しておらず、この度の苦渋の決断が大変悔しく、本当に残念です」と無念さをにじませた。