「劇画の第一人者」に最後の別れ さいとう・たかをさんお別れの会

産経ニュース
祭壇に一礼する出席する麻生太郎副総裁=29日午前、東京都千代田区(松井英幸撮影)
祭壇に一礼する出席する麻生太郎副総裁=29日午前、東京都千代田区(松井英幸撮影)

半世紀以上にわたり連載が続く劇画「ゴルゴ13」の作者で、昨年9月に84歳で死去した劇画家、さいとう・たかをさんのお別れの会が29日、東京都内で開催され、親交のあった漫画家や出版関係者が参列した。

祭壇はさいとうさんが生前好きだったという野の花をイメージ。遺影の近くには、代表作「ゴルゴ13」の凄腕スナイパー・デューク東郷をはじめとしたイラストが飾られた。

「日本の漫画、劇画文化をここまで大きく育んできたのは、疑う余地なくあなたの功績が大きい。漫画界の喪失感は深く、重く、計り知れませんが、今頃は生前大の仲良しだった(漫画家仲間の)石ノ森章太郎さんや藤子不二雄(A) さん、古谷三敏さんたちと大好きなお酒を酌み交わしていることでしょう」

参列した長年の盟友、ちばてつやさん=日本漫画家協会会長=は、「たかをちゃん」と遺影に呼び掛けたうえで、こう語った。

さいとう作品に影響を受け、漫画の道を志した後輩漫画家は多い。「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の作者、秋本治さんもその一人。会場では「ファン代表」として、「先生の作品は、僕ら劇画少年にとっての教科書。先生が育てた編集者やスタッフの皆さま、ぜひ『ゴルゴ13』を夢の300巻に向けて続けてほしいと思います」などと弔辞を述べた。

このほか、漫画家の里中満智子さんや、「ゴルゴ13」のファンとして知られる麻生太郎自民党副総裁らも出席した。

さいとうさんは分業制による漫画制作を提唱し、「劇画」のジャンルを確立。「ゴルゴ13」は昨年、「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス世界記録に認定された。戦後の漫画界を駆け抜けた〝劇画の第一人者〟の遺志はさいとう・プロダクションが受け継ぎ、同作の連載は現在も続いている。(本間英士)

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