五郎は優子の姉、時恵(大城ゆう紀)の最期をみとったと切り出し、優子にジーファー(かんざし)を手渡した。40年前の沖縄戦で、五郎が焼け残った小屋に逃げ込んだとき、そこに時恵がいたという。父と母は機銃掃射でやられ、時恵も撃たれていた。五郎に、「食べられないから」と言って小さな握り飯を渡した時恵。そして、自分にははぐれた妹と弟がおり、もし会えたら「見捨てたんじゃない。必死に捜したけど見つからなかった」と伝えてほしいと言い残していた。
時恵は最後に水を欲しがったが、五郎は自分たちのことを考え、食べ物をもらっておきながら「水はない」とウソをついてしまった。それをずっと後悔しており、優子に「ごめんなさい」と謝った。しかし優子は「最期をみとってくださり、ありがとうございました」とお礼を述べた。
「ちむどんどん」第123話あらすじ
暢子がやんばるで食堂を始める決意をしてから季節が過ぎ、村の人たちの助けも借りて、店の増築も無事に完了。地元の野菜を取り入れる工夫も重ね、「やんばるちむどんどん」の開店日が決まった。さらに、その日には、懐かしい人たちがやってくることも判明。ワクワクして準備を進める暢子だったが、開店前日に思わぬ事件が起こる。