11、12月に十三代目市川團十郎白猿襲名を控える歌舞伎俳優、市川海老蔵(44)が27日、千秋楽を迎えた歌舞伎座9月公演「秀山祭九月大歌舞伎」に出演し、海老蔵として最後の歌舞伎座出演を終えた。
海老蔵は、第三部「仮名手本忠臣蔵」祇園一力茶屋の場で寺岡平右衛門を勤めあげ、「千穐楽を無事迎えることができました」と安堵。海老蔵として歩んできた道のりを振り返り、「2004年、歌舞伎座で十一代目市川海老蔵を襲名してから18年、歌舞伎座で海老蔵として舞台に立つ最後の日となりました。海老蔵の名で過ごす日々も残り少なくなってきました。一日、一日を大切に過ごし、襲名に向けて気を引き締めてまいりたいと思います」と決意を明かした。