NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の第121話が26日、放送され、沖縄に戻ったヒロイン、青柳暢子(黒島結菜)が実家の敷地内に食堂を開くことを決意する展開に視聴者からさまざなま反応が寄せれた。
沖縄料理に夢をかける主人公、暢子とそのきょうだいたちの姿を描く「ちむどんどん」。暢子は、大叔母の大城房子(原田美枝子)が営む銀座の高級レストラン、アッラ・フォンターナを退職し、フォンターナ時代の先輩、矢作知洋(井之脇海)らの力を借りて自身の店「ちむどんどん」を東京・杉並にオープンさせ、紆余(うよ)曲折がありながらも、知らない客だけで店を満席にするという目標を達成した。長男、健彦を出産し、久しぶりに帰省した暢子は、沖縄で暮らすことを決意。店は矢作が引き継ぐことになった。
現在放送中の最終週(第25週)「やんばる!ちむどんどん!」(第121~125話)では、暢子が夫の和彦(宮沢氷魚)、健彦(三田一颯)とともに、やんばるに移住してから、1年が経過。安室のおばぁ(あめくみちこ)らと毎週日曜、地元野菜と郷土料理の勉強会を開いていた暢子は、この日、「タコと小豆の汁物」「モーイ豆腐(いばらのりの寄せ物)」などの郷土料理を振る舞った。「懐かしいさ」「こういうのを食べられるお店ないしね」といった感想を聞き、暢子は、やんばるで食堂を開きたいという夢を見つけた。
その後、母、優子(仲間由紀恵)から、亡き父、賢三(大森南朋)が何年もかけて1人で比嘉家の家を建てたという話を聞き、暢子は「ここで、この家でレストランを、食堂をやりたい」と宣言。優子も「面白そうだね」と賛同した。