暢子は一時休業を決め、矢作とメニューなどの見直しに着手。優子と姉、石川良子(川口春奈)の協力もあり、新しい味に手応えを感じたが、看板メニューとなる沖縄そばの味だけが決まらなかった。暢子は、沖縄そばには「皮付きの豚肉」が必要だと考えたが、東京で調達するのは難しく、頭を悩ませた。そんななか、兄、賢秀(竜星涼)が働く猪野養豚場の娘、清恵(佐津川愛美)と出会い、猪野養豚場の肉を仕入れることになった。暢子は、課題だった「沖縄料理に適したおいしい豚肉の調達」を解決。沖縄そばも完成させ、ついに営業再開日を迎えた。「ちむどんどん」は沖縄料理を初めて食べるという東京の人にも好評で、順調に客足は伸び、ついに知らない客で店は満席になった。
第24週(第116~120話)で、物語の年月は84年4月に進み、暢子は和彦と長男の健彦(三田一颯)を連れて沖縄へ帰省。大自然や人々とのふれあいを満喫した。これがきっかけとなり、暢子は沖縄に戻って生活することを決意。その送別会が彼女の店「ちむどんどん」で開かれた。暢子が帰った後、この店は矢作が引き継ぐことも発表された。
その後、暢子は房子のもとを訪れ、新人時代に挑み、惨敗した「ペペロンチーノ対決」を房子に申し込んだ。「うちが勝ったら沖縄に来てください」と暢子。房子は、自分が勝ったら赤の他人になるという条件でこの勝負に応じた。出来上がった料理を互いに食べながら、房子は暢子に「どこにいってもおいしいものを作ってみんなに食べてもらいなさい。それだけはずっと続けなさい。あなたならそれができる」と命令。勝負はつかず、2人は笑顔でペペロンチーノを味わった。
残りあと5話!「ちむどんどん」最終週あらすじ
最終週となる第25週「やんばる!ちむどんどん!」(第121~125話)で、暢子がやんばるに移住してから、1年が経った。
一家は優子と共に暮らし、暢子は毎日の畑仕事が楽しくてたまらない。和彦も、健彦も、ここでの暮らしを満喫し、歌子は無事に智と結婚した。
暢子は、おばぁたちから地元野菜と郷土料理の知恵を教わり、さらに地元野菜などを生かして、やんばるで食堂を開きたいという夢を抱く。
そんななか、東京から房子がやってくる。房子の用件は意外なものだった。
そして順調に見えた比嘉家に、思いもしなかった大きなわざわいが…。