清掃事務組合を捜索、逮捕の市議が組合議員 親族会社が参入も

産経ニュース
小松久展容疑者
小松久展容疑者

奈良県御所(ごせ)市の火葬場整備工事を巡る汚職事件で、受注側の業者から7500万円の賄賂を受け取ったとして逮捕された御所市議の小松久展(ひさのぶ)容疑者(70)が組合議会議員を務める一部事務組合「県葛城地区清掃事務組合」を、大阪地検特捜部が家宅捜索したことが22日、関係者への取材で分かった。

同組合は御所市内にあり、同市など周辺8市町が共同利用する屎尿(しにょう)処理施設や温浴施設を運営。久展容疑者は15年近くにわたり組合議員を務めていた。

関係者によると、同組合が令和2年ごろに発注した温浴施設の改修工事には、久展容疑者の共犯として逮捕された、おいの隆浩容疑者(47)が役員を務める会社が、地元業者の下請けに入っていたという。

火葬場整備工事の入札は、事業提案を市が総合評価して発注先を決める「公募型プロポーザル」方式で実施され2つのJVが応募した。

特捜部の調べでは、JV間の談合で受注先の合意が成立し、うち1つが途中で辞退。令和2年6月、御所市の建設会社を代表企業とするJVが24億円余りで落札した。途中辞退したJVの代表企業は、組合の温浴施設の工事で隆浩容疑者の会社に下請け発注した業者だった。

特捜部は逮捕された2人と、入札を辞退したJV側との間の密接な関係を前提に、火葬場整備工事を巡る業者間談合が成立した疑いがあるとみて調べている。

久展容疑者は令和2年7月、火葬場整備工事の受注先が談合で決められていたと知りながら、契約締結に関する議案に賛成。翌3年に受注側の業者から計7500万円の賄賂を受け取ったとして、隆浩容疑者とともに21日に逮捕された。

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