児相や警察など虐待情報の共有を 福岡県などにNPOが要望書

産経ニュース

福岡県篠栗町で令和2年に5歳の男児を餓死させたとして、保護責任者遺棄致死罪などに問われた母親=同罪で懲役5年、控訴=の「ママ友」が懲役15年の判決を受けた21日、東京のNPO法人「シンクキッズ―子ども虐待・性犯罪をなくす会」(代表理事=後藤啓二弁護士)が、福岡県と福岡市、北九州市などに対して児童相談所(児相)と市町村、警察などが虐待情報を共有し、連携して子供を守る活動に取り組むことを求める要望書を提出した。

要望書では「福岡県では虐待死事件が相次いでいるが、これらの事件で共通するのは児相や市町村が警察と十分に連携せず、情報も十分に収集しないまま、児相という一つの機関だけで虐待リスクを極めて甘く評価し、家庭訪問も面談も十分にしないまま、虐待死に至るという流れ」とした上で、「児相だけが案件を抱え込むのではなく、警察や学校、保育所、病院など子供を守ることができる多くの関係機関と案件を共有し、他の機関の目も入れてできる限り虐待リスクを正確に判断することが必要」と強調。

「関係機関が信頼関係に基づき、連携して事案の危険度に応じて適切な頻度で家庭訪問し、子供の安否確認と親への指導・支援を行うことによって虐待の継続やエスカレートを防ぐ」と指摘し、役所の縦割りを排して関係機関で虐待情報の全件共有と連携した対応の実現を訴えた。

後藤弁護士は「虐待情報の全件共有は第一歩。全件共有を機に、他機関の業務への理解が進み、信頼関係が構築されることで関係機関がより密で連携した取り組みができるようになる。既に全国半数以上の自治体で取り組まれており、福岡県もぜひ実現してほしい」と話した。

  1. 「もううんざり」国連勤務の露外交官、侵攻批判し辞職

  2. 〝プーチン暗殺〟米上院議員が呼びかけ 「あの男を殺すしかない」ニュースのインタビューで発言 露出身の実業家は懸賞金も

  3. 中露〝蜜月崩壊〟習主席がプーチン氏見捨てた!? 「ロシアの敗北は時間の問題」中国元大使が発言 インドの浮上で変わる世界の勢力図

  4. ロシア大敗、反攻猛進撃のワケ ウクライナが東部要衝奪還、東京なら1・4倍の広さ 「プーチン大統領は四面楚歌状態」渡部氏

  5. 「ロシア軍崩壊」英機密報告書が予測 エリツィンの義息離反、兵器も旧式を投入するほど枯渇か 「プーチン氏余命2、3年」重病説消えず