来月14日の鉄道開業150周年を記念し、シチズン時計は山手線や中央線などの人気車両をモチーフにした限定モデル(希望小売価格3万6300~3万8500円)の受注販売の予約を21日から開始した。車両の色や外装の特徴を、ベルトや文字盤のデザインなどで巧みに表現している。申し込みはシチズン時計の公式サイトなどで受け付ける。
今回の限定モデルは、鉄道開業時にイギリスから輸入された「1号機関車」のほか、昭和54年のデビュー以来約30年にわたって中央線を駆け抜けた「201系」、山手線で平成28年から営業運転を開始した「E235系」の3車両をモチーフにした。
1号機関車の限定モデルでは、機関車の動輪をイメージしたディスク型の秒針が特徴。201系の限定モデルは運転台のメーターをモチーフにした秒表示が個性的で、E235系の限定モデルでは車両の正面部分を表現した。
予約の受付期間は12月7日午後11時59分までで、予定よりも早く受け付けを終了する可能性がある。商品の引き渡しは来年6月下旬を予定している。販売期間終了後の再販売については「現時点では未定」(シチズン時計)という。
日本の鉄道は明治5(1872)年10月14日、新橋(東京都)と横浜(現・桜木町、神奈川県)の両停車場で開業式が行われ、翌15日からは新橋-横浜間の旅客列車の運転が開始された。