スマホのゲームアプリで緑内障を早期発見 東北大と仙台放送が共同開発し特許取得

日本人の中途失明の原因第1位となっている深刻な目の疾患「緑内障」の早期発見につながるツールとして、東北大学大学院医学系研究科と仙台放送(宮城県仙台市)がゲーム感覚で視野の状態を確認できるスマートフォン用のゲームアプリを共同開発した。緑内障は患者の9割が症状に気づかないまま進行してしまう疾患であり、このアプリは症状の自覚がない人にも自分の目の状態を能動的かつ気軽にセルフチェックできるよう開発されたもの。スマホゲームを目の健康促進に活用した初の技術として特許を取得し、今後仙台放送が社会実装に向けて準備を進める。

ゲーム操作画面(仙台放送提供)
ゲーム操作画面(仙台放送提供)

「超近視時代」に潜む緑内障増加のリスク

緑内障は眼圧が高まることで視神経に障害が起きて視野が狭くなり、視力が落ちてゆく疾患。国内の有病率は40歳以上で5%、60歳以上では1割以上といわれ、日本の失明原因1位となっている。早期に発見し、適切に治療を受ければ視野と視力を保てる病気だが、症状の進行が非常にゆっくりであるため、病状が悪化するまで症状を自覚しにくいという難点がある。

さらに近年、緑内障の患者はさらに増加傾向にあるという。同アプリを監修した東北大学大学院医学系研究科神経・感覚器病態学講座眼科学分野の中澤徹教授によると、その背景の一つとなっているのが昨今問題視されている近視の急増だ。近い距離を見続けると焦点を合わせるために目の形が変形し、その結果、視神経がダメージを受け、緑内障発症のリスクにつながるという。

スマホなどのデジタル端末が生活に浸透し、手元などの近い場所を見続ける“近業(きんぎょう)”の時間が長くなる中で近視は増加傾向にある。現在のペースで増加し続けた場合、2050年には全世界人口の約半数にあたる47億5800万人が近視になるとの推計もある。それに伴い緑内障患者も増加する可能性があると中澤教授は警鐘を鳴らす。

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