宗隆寺住職がヤクルト・村上宗隆に６０発エール　燕党新聖地、しかも所在地は高津区　

〝村上フィーバー〟は絶大だ。高津監督と同姓の地、神奈川・川崎市の「高津区」に、村上の名前、「宗隆」と漢字が同じ『宗隆寺』がある。村上は「むねたか」、寺院は「そうりゅうじ」と読む。宗隆寺が運営する「高津幼稚園」が隣接し、近隣にはヤクルトの販売会社が運営する「ヤクルト保育園」もあり、スワローズファンの間で新たな聖地になっている。

同寺院の住職によれば、「宗隆寺」は全国でここだけ。室町時代に同地の領主、階方（かいほう）新左衛門宗隆と同寺院の住職が同じ夢を見たことで、改宗して「宗隆寺」と名付けられた。参拝客は村上の活躍に比例するように、昨年比で約３割も増えたという。

ヤクルトファンではなかった同寺院の住職は、今では欠かさずにテレビ観戦。村上の活躍に「６０本塁打を目指して、ぜひ頑張ってほしいです。そして偉大な記録を打ち破ってほしい」とエールを送った。

１９９２年、９３年以来のリーグ連覇は最短で２２日に決まる。同日からは神宮球場で４連戦（２２日＝中日戦、２３－２５日＝ＤｅＮＡ戦）が控えており、本拠地で歓喜の瞬間を迎える可能性はある。若き主砲が優勝へのカウントダウンを刻む号砲を鳴らす。（森祥太郎）