特急、ウルトラマン…おせち商戦スタート ウクライナ余波で価格は上昇

産経ニュース
近鉄特急「あをによし」をイメージした近鉄百貨店のおせち
近鉄特急「あをによし」をイメージした近鉄百貨店のおせち

関西の百貨店で正月のおせち料理商戦が早くも始まっている。長引く新型コロナウイルス禍で自宅での需要が高まっていることに加え、今年は行動制限の解除で帰省しておせちを囲む人が増えるとの予想もある。各店は幅広い年代で楽しめるよう鉄道や人気キャラクター、スイーツのおせちを強化。一方でウクライナ情勢の影響などで食材が高騰していることから、価格は上昇傾向となっている。

「おせちは究極のお取り寄せグルメ。今年は大人数で楽しむ人が増えるとみており、バラエティー豊かな商品で需要を取り込みたい」。高島屋大阪店(大阪市中央区)のバイヤー、中西貴裕氏は期待を込める。

全国の高島屋のおせちの売上高は約20年前から右肩上がりという。コロナ禍以降は自宅で楽しむ「巣ごもり需要」の後押しを受けて昨年は前年比11・9%増を記録し、今年は7%増を目標に掲げる。

高島屋の「家族三世代おせち(ウルトラマン)」
高島屋の「家族三世代おせち(ウルトラマン)」

高島屋大阪店は、管理栄養士の監修する「北新地etsu 糖質&カロリーコントロールおせち」(1万8700円)が目玉。鴨肉や海産物など3人分を詰め、1人分は約566キロカロリー、糖質40・4グラムに抑えた。「ウルトラマン」とコラボレーションし、外装や食材の一部にキャラをあしらった商品も投入した。

ライバル店もユニークな商品で差別化を図る。近鉄百貨店は1万6500~2万2千円の商品を中心に展開し、今年4月に運行を始めた近鉄特急「あをによし」の外装を再現した容器のおせち(2万8620円)が登場。近畿大学による「近大マグロ」や学生が育てた農産物を使った「近大味めぐりおせち」(2万9700円)もある。

阪急阪神百貨店は「遠方の大切な人に届けたい」というニーズに応え、広域に配送できる冷凍おせちの種類を昨年の1・5倍の34種類に増やした。各店とも「通常のおせちに加えてもう一品を」と、有名パティシエによるスイーツを詰めたお重にも注力する。

一方、ロシアによるウクライナ侵攻の影響でおせちに欠かせないイクラやカズノコといった食材の価格が高騰している。高島屋大阪店では例年より早い段階から食材の確保に動いたといい、食材をカニからエビに変更したりする対応も取った。バイヤーの中西氏は「コストを抑える努力をしたが全体的に約7%値上がりしている」と話す。

高価格帯の商品を中心に5~10%の値上げを実施した近鉄百貨店の担当者は「商品の質を求めるお客さんが多いと考え、質を変えずに値上げで対応することにした」と語る。

関西の主要百貨店の一部はすでにインターネットでの予約を始めており、店頭では高島屋大阪店と阪急うめだ本店(大阪市北区)が21日、阪神梅田本店(同)が27日、大丸梅田店(同)が10月1日から受け付ける。また、通販各社も予約販売を開始している。(井上浩平)

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