<独自>元理事、ADK参画にも便宜か パーク24契約巡り

産経ニュース
2020年3月、東京で開かれた組織委員会の会合に参加した高橋治之容疑者(ロイター=共同)
2020年3月、東京で開かれた組織委員会の会合に参加した高橋治之容疑者(ロイター=共同)

東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、広告大手「電通」の東京五輪担当室長が、駐車場サービス「パーク24」のスポンサー契約に絡み、大会組織委員会元理事の高橋治之(はるゆき)容疑者(78)=受託収賄容疑で再逮捕=から、広告会社「ADKホールディングス」(旧アサツーディ・ケイ)を、電通の補佐役となる「販売協力代理店」として「参画させてほしいと頼まれた」と供述していることが16日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は、高橋容疑者の働きかけがADKへの便宜に該当するか、慎重に調べているもようだ。

五輪のスポンサー選定は電通が主導したが、一部業務については別の広告会社が協力代理店として電通と契約、組織委が承認し関与できる仕組みだった。ADKは平成28年5月に協力代理店となり、パーク社が30年8月に組織委と結んだスポンサー契約に関わった。契約締結後、電通からADKへ報酬として約4千万円が支払われたという。パーク社はADKとは代理店契約を結んでいなかった。

関係者によると、ADKで五輪関連事業を担当していた幹部が、パーク社のスポンサー契約に関して協力代理店になりたいという意向を高橋容疑者へ伝えた。特捜部の調べに対し、電通幹部は「パーク社がスポンサー契約を結ぶ前の段階で、高橋容疑者からADKを参画させるように言われた」と供述したという。

一方、関係者によると高橋容疑者が代表のコンサルティング会社「コモンズ」はもともと、ADKと取引があった。東京五輪の招致が決定する以前の25年から昨年末まで、ADKと月額数十万円のコンサル契約を結んでいたといい、名目は「スポーツビジネス全般に関する助言」だったという。

特捜部はパーク社とADKを家宅捜索し幹部らを任意で事情聴取。これまでにパーク社の社外取締役で日本オリンピック委員会(JOC)前会長、竹田恒和氏(74)も参考人として聴取した。竹田氏は組織委の副会長も務めており、高橋容疑者が理事に選任された経緯や理事の職務権限などについて確認したとみられる。

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