20日からヤングレーサーの頂点を決めるGⅠ第9回ヤングダービーが東京・ボートレース多摩川で開催されます。2014年に新設されこれまで8回の優勝レーサーは東日本勢が多く、ヤングダービーに限れば東高西低の傾向です。でも今回は変化を感じます。初日注目のドリーム戦メンバー①羽野直也(福岡)②関浩哉(群馬)③上條暢嵩(大阪)④宮之原輝紀(東京)⑤小池修平(大阪)⑥上田龍星(大阪)の顔ぶれにも表れていますが、西日本勢の活躍が注目点です。ヤングダービー出場メンバーから中田達也選手を紹介します。
■中田達也(29)、福岡県出身、113期、A2。
中田選手は私と同じ北九州市出身で高校も福岡県立小倉商業高校なので活躍が気になっているレーサーの1人です。昔の私の担任で野球部監督だった田中靖人先生が校長をされていたときに訪問したことがありました。その時校長室の掃除を担当していたのが当時生徒だった中田君でした。その後レーサーとなりヤングダービー出場するまでになるとは校長室で短い時間会ったときは思ってもみませんでした。
中田選手は1年間の養成訓練を受け、訓練中に行われる模擬レース(リーグ戦)第4戦から8戦まで連覇、そして修了記念競走を優勝するなどセンスの良さを証明する実績を上げました。
近況では4日の岡山・児島開催GⅡモーターボート大賞優勝戦に進出3位の実績を残しました。
優勝戦に乗るための準優勝戦では比較的若手でスピードある自在派との対戦となり難しい1戦だったと思います。3コース岡村仁選手(大阪)がまくりで攻め、その内側に4コースから中田選手が差しを決める展開でした。複数の引き波を乗り越えてバックストレート好位置につける走りは今後のレース運びに大きな自信になったでしょう。
そして優勝戦では攻めるコースといわれる3コースからのレースとなりました。このGⅡを優勝すると来年東京・平和島で開催のSGボートレースクラシックに出場できチャンスが広がります。