インターネット掲示板2ちゃんねるの開設者で実業家のひろゆき(西村博之)氏が14日、自身のツイッターで27日に行われる安倍晋三元首相の国葬(国葬儀)について投稿した。このツイートを受け、ネットにさまざまな声が寄せられている。
安倍氏の家族葬は東京・芝公園の増上寺で7月12日に執り行われた。今月27日に東京・北の丸公園の日本武道館で行われる国葬は、海外の要人や国会議員など約6000人が参列する見通し。
ひろゆき氏はこの日のツイッターで、「同意しない人も多いと思いますが」と前置きした上で、「例え反社の人でも葬式ぐらいは静かに送ってあげる礼節を持つべきだと、おいらは考えます。昔から日本人は村八分(仲間外れ)であっても葬式の手伝いはしてました。『酷いことをした人だから葬式を妨害していい』と言える人は、誰にも迷惑を掛けずに生きてきた人なのかな?」と私見を述べた。
この投稿には15日午前12時時点でいいねが約1万1000件、約1000件のコメントがついた。賛同する人からは、「激しく同意」「我が国を引っ張っていってくれた人にちょっと自分の金つかって送り出すことになんでそんな反対するのか感覚がわからない」「死んだら善人も悪人もみんな仏になると言う、日本人的な思想は良いことだと思う。残された人たちにはそれぞれいろんな思いがあると思うけれど、死者に鞭打つのって良いことない気がします」といったリプライが寄せられた。
反対意見も多く、「国葬と葬式は違うよ」「本来合同葬で済む事に対しわざわざ17億もの税金を使ってやろうとしていることに反対してるんでしょう?それも他に解決しなければならない問題が山のようにあるなかで」といったコメントが相次いだ。
ひろゆき氏は国葬についてツイッターで度々発信しており、10日にはツイッターで「国葬は葬式ではない」との意見について、「外賓はState Funeralとして招待されます。海外から見れば葬式です」と反論。「安倍氏の国葬に反対という意思表示は表現の自由で守られるべきですが、葬式で集まって騒ぐのは不道徳」とつぶやいていた。