平戸海、3連勝!「完璧な相撲」46キロ重い豊山を一蹴 波乱の秋場所…早くも三役以上に全勝なし

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平戸海(左)は豊山を押し出して3連勝。新入幕で躍動する(撮影・加藤圭祐)
平戸海(左)は豊山を押し出して3連勝。新入幕で躍動する(撮影・加藤圭祐)

大相撲秋場所3日目(13日、両国国技館)新入幕の幕内最下位(幕尻)、西前頭16枚目の平戸海(ひらどうみ、22)は豊山(28)を押し出して3連勝とした。横綱照ノ富士(30)は平幕琴ノ若(24)を押し出して連敗を回避し、白星先行。大関陣はかど番の御嶽海(29)が明生(27)に押し出され、初黒星を喫した。正代(30)は翠富士(26)の寄りに屈し、2連敗。早くも三役以上の勝ちっ放しはいなくなった。

まばたきする間に、体勢ができあがる。新入幕を果たした平戸海が、はつらつとした攻めで3連勝。元気いっぱいだ。

「完璧な相撲が取れた。考えていた取り口。気持ちも落ち着いて取れている」

立ち合ってすぐに左前みつを引き、右を浅くのぞかせて一気に前へ。最後はまわしを離し、得意の押しで決めた。わずか3秒0。135キロの自身より46キロ重い181キロの豊山との体格差を感じさせない速攻がさえた。

しこ名に取った長崎・平戸市出身。同市は平戸島と周辺に点在する約40の島々からなり、海の幸に恵まれ、自然も豊か。「平戸ザビエル記念教会」「オランダ商館跡」など異国情緒が漂う観光地でもある。平戸観光協会関係者によると、当地が爆発的に有名になった事柄があるという。

昭和52年12月に公開された「男はつらいよ」シリーズ第20作記念「寅次郎頑張れ!」で当地がロケの舞台になったときだ。寅さんが平戸に住む女性に恋をして、居ついてしまうストーリーで、公開から「観光客が大幅に増えて、いまでも作品をみて訪れるファンも多い」。昨年7月に地元で結成された「平戸海後援会」の会員は「平戸海関には寅さんと並ぶような『国民的スター』になってほしい」と願う。

師匠の境川親方(元小結両国)は11月の九州場所(13日初日、福岡国際センター)の担当部長として、準備のため秋場所初日の1週間前に現地へ立った。平戸海もご当所の九州場所へ向けて飛躍したいところだが、「そういうことを考えたら、かたくなる。余計なことを考えないように…」。寅さんのような〝立て板に水〟ではないが、実直な人柄が取り口ににじみ出る。(奥村展也)

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