大谷、右手だけで34号 登板翌日7本目 日米通算500打点にも到達

サンスポ
アストロズ戦の一回、先制の34号2ランを放つエンゼルス・大谷=ヒューストン(共同)
アストロズ戦の一回、先制の34号2ランを放つエンゼルス・大谷=ヒューストン(共同)

アストロズ12−4エンゼルス(11日、ヒューストン)米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(28)がアストロズ戦に「2番・DH」で出場し、34号先制ツーランを含む4打数2安打2打点。日本ハム時代の166打点と合わせて、日米通算500打点を達成した。本塁打数は欠場したマイク・トラウト外野手(30)と並びリーグ2位となった。試合は4-12で敗れた。

体勢は崩され、泳いだ。最後は右手だけでバットを伸ばした。一回無死三塁。大谷は外角低めに沈むチェンジアップに反応した。右翼上空に打ち上がった打球。まさかスタンドまでは届かないだろう-。そんな空気の中、打った本人はゆっくりと駆け出し、ボールの行方を確信していた。

「打ち取るのが難しい打者だ。いい球を投げても(この日のように)簡単に打ってしまう。でも、仕方がない。彼の闘争心はすごい」

先発右腕、ルイス・ガルシア投手(25)は試合後、苦笑いを浮かべながら立ち上がりの被弾を振り返った。フルスイングはさせず、打ち取ったかにみえた打球がオーバーフェンス。三回先頭の第2打席で中越え二塁打を放った。

3試合ぶりの一発で日米通算で節目の500打点。唯一無二の二刀流が、目標に設定するはずのない数字だが、周囲の不安を払拭する2本の長打だった。

10日(同11日)は先発登板するも右手中指にまめを作り、5回79球で緊急降板。患部にはテーピングを施して打者としての出場を続行していた。一夜明け、ナイター翌日のデーゲームに〝負傷中〟の二刀流が出場し、奮闘。登板翌日はこれで7本塁打。試合後は、ヒューストンから遠征地のクリーブランドまで2時間半のフライトで約2000キロを移動した。

2年連続のア・リーグMVPへの〝アピール材料〟となる162回の規定投球回クリアまで21回。ネビン監督代行は「まめはスイングに影響ない。ブルペンで調整して、次回先発への準備に問題ない、と本人も言っていた」と説明し、GOサインを出した。中6日で17日(同18日)、ホームでのマリナーズ戦のマウンドを譲るつもりはない。二刀流は、離脱することなく、メジャー5年目を駆け抜けるつもりだ。(山田結軌)

サンプル HTML ブロック


■試合前に黙とう 2001年9月11日の米同時多発テロから21周年。大谷の所属するエンゼルスはヒューストンでのアストロズ戦に臨み、試合前に黙とうが行われた。また、被災地となったニューヨークではヤンキース-レイズが開催され、ヤ軍の選手たちは「NYPD(警察)」や「FDNY(消防)のロゴが入った帽子でプレーするなど従事した人々に敬意を表した。